小規模デイサービス 「湯けむりの郷」は、自宅に近い環境「家庭的な雰囲気」で小規模ならではのコミュニケーションを大切にするデイサービスです。

介護あれこれ

介護の常識・非常識

当施設「湯けむりの郷」では、介護とはこうあるべき。と言った介護の常識はありません。あくまでも利用されている方の「常識」を最優先で介護していきたいと考えています。

認知症の方や身体に障害のある方にも窮屈な思いをせずに、歩きたい人には自由に歩いてもらい、外に出たければ一緒に外に出て行きます。

問題行動と言われている「徘徊」も当施設では「散歩」になります。また、定時のオムツ交換が当たり前とされる病院や介護施設が多い中、当施設はそういった事もありません。人それぞれ排泄のタイミングは違いますし、その人にあった生活パターンでオムツ交換やトイレ誘導を行なっています。

業務優先ではなく、あくまでも利用されている方を最優先に考えるからこそ、世間一般では非常識と言われているような事も、その人やご家族の方の常識に合わせて介護を提供していきたいと考えています。

施設入浴のメリット

施設における入浴は、介護されているご家族の負担軽減になるばかりか、ご本人の健康状態の把握にも役立ちます。

入浴のために衣服を脱ぐので皮膚状態の観察が容易になり床ずれ等の早期発見・治療も可能です。排便コントロールのために浣腸を施行する方は、排便後に入浴することで清潔が保たれます。

また、私達共も、入浴という行為には清潔保持のほか、様々な副次的効果があることを実感しています。

疲労回復やリラクゼーションの他コミュニケーションの場としても役立ちます。

高齢者の水分補給法

通常、喉が乾く等、水分が不足していると感じたら私達は意識して水分を摂ることができますが、高齢者の方の中には積極的に水分補給が出来ずに脱水になっていることがあります。

毎日の暮らしのなかで高齢者の方が脱水かも知れないという事に果たして気がつくことができるでしょうか。

体重が減ってきている、尿の回数や量が減ってきた、尿の色が濃くなってきている等。また、食事量にも注意が必要ですし、活動性の低下や口腔内のネバつき、下痢・嘔吐・発熱があった等々、様々な脱水の可能性があります。

そんな時の水分補給で気をつけるべきことは、お茶や水だけで水分補給するのではなく、イオン飲料などで失われた電解質も一緒に補うことです。

また、食欲が低下している時には、果物やゼリー・プリン・アイスなども良い水分補給になります。

スイカに塩をふることは甘味を増すだけではなく、カリウム・ナトリウムも摂取されるのでおすすめです。

甘いものが苦手な人は食事の時に毎回汁物をつけるなどの工夫も良いでしょう。

食事の時だけ水分補給をさせるのではなく、少量づつでもこまめに水分補給する方が良いでしょう。

食事をとることや飲み込む事が難しい方の場合、口腔内に水分を含ませてあげることも大切です。